西鬼怒川土地改良区

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亀井前理事長退任のご挨拶

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亀井前理事長退任のご挨拶

 

 日頃より西鬼怒川土地改良区の事業・運営につきまして、組合員の皆様のご理解、ご協力を賜り御礼を申し上げます。

 令和6年7月22日に実施されました臨時総代会において、任期満了に伴う役員選挙が実施され、理事17名、監事3名が当選されました。ご当選誠におめでとうございます。新役員の皆様には今後の活躍をご期待申し上げます。

 

 さて、私事ではございますが、令和6年8月3日付任期満了に伴い西鬼怒川土地改良区理事長を退任いたしました。総代・役員・職員・そして組合員の皆様に支えられ、2期8年間の任期を全うすることができました。この場をお借りして皆様に御礼申し上げます。私が総代として西鬼怒川土地改良区に携わるようになったのは32年前のことです。総代を2期8年、理事を6期24年務めさせていただく中で、農家や土地改良区を取り巻く環境は大きく変化いたしました。

 

 高齢化や農家の大規模化に伴い組合員が減少し、掘りざらいや草刈りなど農家の負担が増しております。耐用年数を過ぎた施設も多く、その更新や補修工事に毎年多くの費用が掛かっており、ここ数年は財政調整積立資産を取り崩して工事費に充てるなど、赤字運営が続いております。近い将来の賦課金値上げについて、広報誌やホームページ等で組合員の皆様にお知らせしてまいりました。令和4年度に立ち上げた賦課基準検討委員会では、様々な協議を行いましたが、賦課金の大幅な値上げは避けられない状況です。

 

 また近年はゲリラ豪雨等の極端な気象現象が頻繁に発生し、河川の溢水被害も増えていることから、治水の役割として水田が注目されました。当土地改良区では、洪水被害軽減の一助となるべく、宇都宮市と提携し令和3年度から田んぼダム事業に取り組みました。3年間で宇都宮市の当初計画を上回る面積に田んぼダム(排水調整マス)の設置を行い、令和5年度に事業完了となりました。組合員の皆様のご理解・ご協力に心から感謝申し上げます。

 

 最後になりますが今後は一組合員として、改良区の益々の発展にご期待申し上げて私の退任のあいさつといたします。長きに亘り大変ありがとうございました。

 

 令和6年8月4日

  亀井 照明